十字式の門を半信半疑に叩く

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　いつもの近所の不動産屋さんNさんの紹介で、吉祥寺にある十字式という謎の健康法集団の門を叩いてみた。もらったパンフレットを見ると懐かしの有閑倶楽部の一条ゆかりが絵を書いている。彼女も十字式利用者らしい。長年苦しんでいた肩こりから解放されたとのこと。ちなみに料金もかなり安い。一般が入会金３５００円で、２回目以降は一回２０００円。しかも僕は身障者手帳を持っているので入会金２０００円、最初の５回は無料とのことその後は一回１０００円という破格の安さ。徹底した奉仕の姿勢がまぶしい。　
　肝心の治療は、上半身裸で椅子に座らせ術者がなにやら後ろから背中をさするというソフトなもの。整体の一種らしい。効果の程だが、不思議と過緊張がほぐれ、肩の力が程よく抜けた。いつもは初台のリハビリ病院できっちり３０分ほどストレッチしてもなかなかすっきりしないのに、不思議なこのお手軽さ。明日も行ってみようと思う。

　帰宅後じっくり体を観察したところいままでできなかった前にならえ状態での上腕の回内回外が数段階スムーズになっている。傍目には地味だがこれはなかなかの戦果だ。この上腕の回内回外は初台の理事長が常々回復の目安として引き合いに出すもので、この成果は嬉しい。地味な奇跡だが、なかなかのものだ。