頭の整理その2

 具体的に自分に何が出来ないのかを知れば、それを乗り越えるのは、すでにそんなに難しい事じゃあないのです。脳が壊れたとき、一番難しいのは、なぜ、そして何が自分にそれが出来なくなっているのかが分らなくなっているからです。敵が分れば対処法も自ずと知れてきます。
 たとえば、具体的に出来ないことがあれば、それを出来るようになるまで地道にやればいいのです。山を登るときに階段があった方が楽なのと同じ理屈です。難問があったら、解こうとする前に、まず楽に解ける形にすること、これです。因数分解と同じ理屈です。そのままでは歯が立たなくても、相手を小さく細切れにしてやるのです。