にっくきコーヒー豆ども

 先日買ったばかりのコーヒー豆の風味が早くも半減してしまった。半減といっても元がすごかったのでまだまだ飲めるがやはり悲しい。よく見てみると保存容器に問題があった。完全密封ではなかったのだ。しかし完全密封の容器に入れると今度は買ってきたばかりの曳いた豆が入れられなくなる。(奴らはすさまじい量の炭酸ガスを吐き出すからたちまちはじけ飛んでしまう)うーんどうしたものか?
 かくなるうえは、ミルを買ってきて自分で曳くしかないかもしれない。その方がさらに鮮度を保てるし、第一保存が容易だ。と思ってネットで適当なミルを探していると、フト下記のようなページにあたった。
http://jikohtei.ciao.jp/roast/index_roast.html
自家焙煎、、、そこまでやるのか、、、コーヒー道は香りや鮮度との戦いだ、それはもう果てしない戦いだ。それはこのようなヒエラルキーを構成している。
インスタントコーヒーを平気でゴブゴブと鼻を鳴らしながら飲む獣<缶コーヒーをありがたく啜る未開人<曳いてある豆を買ってきて自分で淹れる慎ましい平民<買ってきた豆を自分で曳いて淹れるこだわりのブルジョワ<生のコーヒー豆を買ってきて自分で炒ってから曳いて淹れる鼻高々な貴族<コーヒー豆を植えて収穫して焙煎して曳いて淹れる王様。

、、、こうなると、なんかむしろ獣が一番優雅な気がしてきた。