アフォリズム

これはもう駄目かもわからんね。−日航ジャンボ墜落時の機長の言葉。

僕という人間を疲弊させるさまざまなものごとを、自然なるものとして黙々と受容していくようになる段階こそが、僕にとっての旅行の本質なのではあるまいか−村上春樹

断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。彼らは、断食していることが人に見えるようにと、その顔をやつすのです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。−イエス・キリスト マタイの福音書6:16

脳腫瘍:患者に愉快に生きることを強制する不愉快な病気。−Marvy

おもしろき こともなき世を おもしろく ―高杉晋作

この十八世紀人の単純な心の深さに比べれば、現代人の心の複雑さは殆ど底が知れているとも言えよう。−小林秀雄「モオツァルト」より

人生を楽しまざるは、死を恐れざるが故なり。−吉田兼好

I would never wanna belong to any club that would have someone like me for member. 自分を入れてくれるようなクラブには入りたくない。−グラウチョ・マルクス

この名言は「アニーホール」に引用されているのでウディ・アレンのものと思われているようだが、オリジナルはマルクス兄弟のグラウチョだ。蓋し名言だと思う。友人T君にいたっては、自分を好きになる女なんて趣味が悪いわけだから大嫌いだと言った。大笑いし…

世の中の役に立つという点で偽善者は偽悪者よりは高級な存在なのかもしれない。ただし世間に迷惑をかける偽善者は人外魔境の存在と言える。−Marvy

相手の目を直視できないとダメだと思う、直視する人は、相手をバカにしたりしない。−ラース・フォン・トリアー「イディオッツ」

ボディブロウのように効いて来るってネコも杓子も言うが、実際その中の何人ぐらいが実際にボディブロウを受けたことがあるというのだろうか?−Marvy

ほんとうに、言葉は短いほどよい。それだけで、信じさせることができるならば。−太宰治

人が長々と文章を綴るのは、あれはなにも管を巻いているのではなく、飽くまで読み手を説得する為なのです。いや、そのはずなのです。

言い訳はしません、って言うのも、これまた言い訳の一つ。−Marvy

空の鳥を見よ。蒔かず、刈らず、倉に収めず、しかして天の父はこれを養いたもう。−イエス・キリスト(マタイによる福音書6.25-26)

まぐれや幸運は人を甘やかし、取り返しがつかないほどその人を損なう。−Marvy

忍耐とは成長の副産物である―われわれは成長しているとき、好機を待つことができる。権力や名声の獲得・追求に忍耐は存在しない。成長の代替物を追求するとき、われわれは最も性急になる。−エリック・ホッファー

己に咎なき者のみ石を投げよ。−イエス・キリスト ヨハネ 7章53〜8章11節

http://www.iidanet.or.jp/~takagich/2003.11.09.sekkyou.htm

有朋自遠方来、不亦楽乎(朋あり、遠方より来たる、亦楽しからずや)−孔子

。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若(も)し私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」−太宰治「走れメロス」より

「私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」−太宰治「走れメロス」より

子曰、郷原徳之賊也、(子の曰わく、郷原(きょうげん)は徳の賊なり。)−孔子

先生が言われた、「村で善人と言われる者は、[うわべだけ道徳家に似ているから、かえって]徳をそこなうものだ。」

善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや−親鸞

子曰、年四十而見惡焉、其終也已、(子の曰わく、年四十にして惡まるるは、其れ終わらんのみ。)−孔子

先生が言われた、「年が四十になっても憎まれるのでは、まぁお終いだろうね。」 あと十年か、嫌な予言だ、、ブルブル。頑張ろう。

人は年をとれば、それだけどんどん孤独になっていく。みんなそうだ。僕らの人生というのは孤独に慣れるためのひとつの連続した過程にすぎないからだ。−村上春樹

僕という人間を疲弊させるさまざまなものごとを、自然なるものとして黙々と受容していくようになる段階こそが、僕にとっての旅行の本質なのではあるまいか−村上春樹

人間は可憐であり脆弱であり、それゆえ愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。−坂口安吾

そこに救いがあるとすれば、、、 .

なんにもしたくないという無意志の状態は、そのひとが健康だからである。少くとも、ペエンレッス(無痛)の状態である。それでは、上は、ナポレオン、ミケランジェロ、下は、伊藤博文、尾崎紅葉にいたるまで、そのすべての仕事は、みんな物狂いの状態から発したものなのか。然り。間違いなし。健康とは、満足せる豚。眠たげなポチ。−太宰治

生きて行く力:いやになってしまった活動写真を、おしまいまで、見ている勇気。−太宰治

太宰の数あるアフォリズムの中でも僕が一番気に入っているのはこれである。初めてこの言葉に接した時はニヒリズムしか感じなかったが、最近はこの言葉の向こうに諦観を超えた意思を感じる。

人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない。−太宰治

どいつもこいつも、そして自分も。とんでもない石頭ばかり。

砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ -サン=テグジュペリ