プロ棋士の脳を研究

プロ棋士の脳を研究・将棋連盟など
 プロ棋士の思考過程を脳科学の研究に役立てるため、日本将棋連盟理化学研究所の協力を得て「Shogi・Super―Brain研究会」を発足、第1回の運営委員会を29日、東京・千駄ケ谷将棋会館で開いた。
会合では、11月にもプロ棋士をコンピューターの将棋ソフトと対戦させ、対局中の棋士の脳活動を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で測定することなどが話し合われた。米長邦雄同連盟会長とともに研究会の座長を務める伊藤正男理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問は「プロ棋士の高度な思考過程は、人間の脳の働きを解き明かす上で有意義な手掛かりになる」と期待を寄せた。