魚の目バイバイ

 大分動きが良くなってきているとはいえ、片麻痺の体で歩いていると、いろいろな無理も出てくる。一つは魚の目。なるべく足を上げて歩くように気を使ってはいるのだが、足が十分上がらない関係で、どうしても足親指の付け根がバスケで言うピポットのような動きの摩擦の繰り返しの上に、毎度毎度大きな魚の目ができてしまう。これが実に痛い。
 これをやっつけるには、スピコール錠というものをはっつけてフヤカシタ上で取るというのが定石なのだが、以前訪れた近所の名医との評判の皮膚科の説に従うと、スピコール錠は、なるほど取れはするが、患部が軟化して、きれいにとれなくなり、その後かえっていたい思いをするとのことで、以降、スピコールは止めてしまった。
 その後、以上を手がかりに自分でいろいろ試したところ、ジョンソンアンドジョンソンの魚の目パッドが一番優れているという結論に至った。原理を簡単に説明すると、幹部にぴったりと張り付いて、問題の箇所を、自分の汗でふやかせてしまうのだ。驚くべき密着力のなせるわざで、ほかのどんな絆創膏を用いても残念ながらこうもうまくはいかない。
 しかし、二つ問題点がある。第一に異常に高い。4枚入りで500円もしやがるのだ。文字通り足元みやがって、ちきしょう!第二にこれがジョンジョンの製品だということ。我が家の宿敵ジョンソンアンドジョンソン、マレーシアではいったいどれだけ煮え湯をのまされたことか、、、しかし背に腹は変えられない。