マナちゃんが見舞いに来る。

　マナちゃんとは会っているほうだが、それでも考えてみたら四ヶ月ぶりくらいだ。マナちゃん、とうとう家業をつぐ準備に入ってるようだ。マナちゃんの家は厨房システムの設計を生業にしている。

　スタンド使いはスタンド使いに惹かれあうように、（ジョジョの奇妙な冒険参照）商家に生まれた子は商家に生まれた子どうし惹かれあう運命にあるような気がする。価値観とかライフスタイルが似てくる為だと思う。サラリーマン家庭の子女が被雇用者側的発想を持ち勝ちなのにたいして、商家の子女は雇用者側的発想を持ちがちだ。（無論単純な優劣のことではない。特に今のような先の見えない時代は雇われていたほうが割がいいのかもしれない）