ドナルドは二度泣く


マクドナルドの藤田田氏死去=創業者として外食トップに育成

 日本マクドナルドの創業者で、同社の持ち株会社日本マクドナルドホールディングス元会長兼最高経営責任者(CEO)の藤田田(ふじた・でん)氏が21日午前5時56分、心不全のため都内の病院で死去した。78歳。大阪市出身。葬儀は近親者のみで済ませた。自宅住所は遺族の希望で公表していない。
1951年東大法卒。在学中に起業した貿易会社藤田商店と米マクドナルドとの合弁事業として、71年に日本マクドナルドを設立。同年東京・銀座に1号店をオープンし、国内に本格的外食チェーンを初めて導入した。その後、業界をリードする国内外食トップ企業に同社を育て上げるとともに、ファストフードの定着を通じて日本の食文化にも大きな影響を与えた。
 2001年の株式公開後、持ち株会社の会長に就任。ハンバーガーの平日半額セールなどの大胆な価格戦略で話題を集めたが、BSE(牛海綿状脳症狂牛病)問題を契機に業績が悪化。03年3月に高齢などを理由に引退した。

彼の死にさかのぼること二日前に米マクドナルド、ジム・カンタルポ前会長兼最高経営責任者(CEO)があの世にいったばかり。惜しい人を亡くしました。