無念のダチョウ園長

 ダチョウ牧場、無念の身売りへ 社長三和さん病に勝てず
 首都圏では珍しいダチョウ観光牧場「ぼうね・だちょう牧場」(千葉県袖ケ浦市上泉)の三和靖弘社長(56)が閉園を決め、ダチョウ150羽の引き取り手を探している。米国でのBSE(牛海綿状脳症)やアジアでの鳥インフルエンザの発生の影響で、ダチョウ肉に高値がついている時期だけに残念がるが、持病の悪化に勝てなかった。

埼玉県越谷市で電子機器部品製造会社を経営する三和さんが、ダチョウの飼育を思い立ったのは5年前。英国でのBSEを伝えるニュースを見てひらめいた。
 家族の反対を押し切って、生まれ育った袖ケ浦の丘陵地に約6ヘクタールの土地を借り、米国から種鳥20羽を輸入。飼育法が分からず、プレハブ小屋に泊まり込むなど、試行錯誤を繰り返しながら増やした。
 一昨年12月には、ダチョウのステーキなどを出すレストランと観光牧場も始め、人気を呼んだ。焼き鳥店やレストランなどへの販路も開拓した。
 BSEや鳥インフルエンザで、ダチョウ肉はモテモテの状態。「さあ、これから」と思った矢先、今年に入って腰のヘルニアが悪化、首も回らず、立っているのもつらくなってしまった。
 手術しなければならないが、生き物なのでその間放って置くわけにはいかない。「悔しいけど、続けるのは無理」と身売りを決めた。
 できればこの場所で牧場を続けてくれる人に譲りたいが、ダチョウだけの引き取りにも応じるという。三和社長は「飼育法から販売ルートまで、私のノウハウはすべて教える」と話している。

 詳しくは同牧場(0438・75・7078)へ。

(02/22 16:00)

いいなあ。いくらぐらいなんだろう?袖ケ浦市上泉つったら奇しくも前カノの実家の盆栽屋があるところだな。前カノの実家を眺めながらダチョウのお世話か、、、なんか変に楽しそうだな。

http://www.asahi.com/national/update/0222/016.html