起こるのは時間の問題だったエレベーター事故

東工大キャンパスにも 「危ない」エレベーター
東京都港区の住宅公社マンション「シティハイツ竹芝」のエレベーターに高校生が挟まれて死亡した。問題のエレベーターには、以前からトラブルが絶えず、様々な「前兆」があった。同様の事例が実は東工大キャンパスにもあった。同じようなトラブルを起こし、しかも製造元が同じなのだ。
2005年10月04日、大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、mixi(ミクシィ)上のコミュニティーに、こんなスレッドが立った。東京工業大学すずかけ台キャンパス(横浜市緑区)に05年6月に完成した総合研究棟(J2棟)に設置されている、シンドラー社製エレベーターの動きがおかしいというのだ。「ボタンを押してから、実際に来るまでに時間がかかる」という苦情に始まり

「おもしろい音がする」
「パネルの23階が表示される(J2棟は20階までしかない。)」
「エレベーターは3つ並んで設置されているが、それぞれの『能力』が異なる。」

などと、おもしろ半分な書き込みを含む「状況報告」が続き、書き込みは5月末までに200を超えた。