免疫パワー?

英男性、HIV自力克服か エイズ治療に貴重な情報も

 2002年にロンドンの病院で受けた3回の検査でエイズウイルス(HIV)陽性とされた英国人男性(25)に約1年後、陰性との検査結果が出たことを国家医療制度(NHS)運営のロンドンの医療機関が確認した。13日付の英紙やBBC放送などが一斉に報じた。
医療機関は男性の治癒を確認するためにはさらなる検査が必要としている。エイズの根本的な治療方法は確立されておらず、治療への貴重な情報を提供できる可能性もあるとして専門家らの注目が集まっている。

 英メディアによると、男性はアンドルー・スティンプソンさん。男性パートナー(44)から感染したという。

 陽性と診断された後、複数の栄養補助食品の摂取を始めたが、投薬治療などは受けておらず、医療関係者はスティンプソンさんが自身の免疫でウイルスを消滅させた可能性に注目している。

 陽性判定から1年以上が経過した03年10月以降3回の検査ではいずれも陰性だった。

 スティンプソンさんは最初の検査が間違っていた恐れがあると思い訴訟を検討。しかし、その後のNHS運営の医療機関の調査で、陽性、陰性のいずれの検査結果も正確と確認されたという。

 スティンプソンさんは英メディアに「私は最も幸運な人間の1人だと思う」と話した。

にわかには信じがたいが、本当だとしたら新しいきっかけになるといいなあ。とかく免疫には謎が多い。