Strawberry fields in doors

とれたて野菜OK!全自動栽培機、大阪府立大など開発

 無農薬のサラダ菜やホウレン草、チンゲンサイなどを家庭で手軽に栽培できる装置を、大阪府立大大学院の宮武和孝教授(56)(応用生命化学)の研究グループが産学連携で開発した。
場所を取らないように縦長の構造にしたのが特徴で、スーパーやコンビニエンスストアに置けば、取れたての新鮮野菜を、その場で販売できる。

 設備機械設計・販売会社の司電機産業(大阪府枚方市)と共同開発した。当初は宇宙ステーションでの利用を目指したことから、装置の名前は「宇宙からきたとれとれサラダ菜マシン(仮称)」。

 縦長の回転式栽培装置に、少量の土やスポンジとともに種や苗を植え付け、側面から発光ダイオード(LED)と蛍光灯の光を当てて育てる。水と肥料は液体肥料にして、点滴や霧状で施す。外部から病原菌が入りにくい構造なので、無農薬で育てられるという。

 今年10月から1台50万円弱で販売する予定の市販機は、一度に96株を栽培できる。高さ1・7メートルで、約1平方メートルの場所があれば置ける。10年間使い続けた場合、装置代や電気代などすべての費用を含め、1日300円程度で、毎日3株(種類)の野菜を食べられる計算だ。

 宮武教授は「今年のクリスマスをめどに、イチゴを栽培できる機種を開発したい。光源を消費電力が少ないLEDに一本化できれば、小型の太陽電池で運転できるようになる」と話している。

うっわー!、、、これ、悪用してくださいと言わんばかりだ。