庭でこけたまま3日間、死ぬまで助けを拒否し続けた男

米フロリダはオーランドにて、83歳の男性が庭でこけ、起き上がらせようとする妻の助けを拒否、その後三日間に渡って暴風雨にさらされるも助けを頑なに拒否し続け、そのまま死亡したとのこと。警察の発表によれば、死亡したグレン・シブリー(83)はその日、自宅で庭仕事をしていた最中に転倒。もはや自力で起き上がる事が困難であるにも関わらず、妻のハリーに対し、自分で起き上がるから手助けはいらない、と助けを拒否したという。しかし、その後暴風雨が始まった為、ハリーは夫に防水カバーをかけるなどして、三日間に渡って庭で倒れたまま助けを拒否しする夫を見守り続けたが、途中でハリーまでもが夫の隣で転倒してしまい、夫婦ともに起き上がる事が出来なくなってしまったのである。
その後、シブリー夫妻の様子を見に来た義理の息子が庭で共に倒れている夫妻を発見。妻のハリーは辛うじて一命はとりとめたものの、夫のグレンは既に死亡していたのである。
その後ハリーは病院に運ばれ、現在回復中であるという。シブリー夫妻の隣人は取材に対し、「夫妻が倒れていたから助けに行こうとしたんだけど、放っておいてくれ、って言うもんだから言われる通りにしたんだけど、あの時、助けるべきだったんだわ、、。」と語っている。

 豚は死ね、狼は生きろ。自分で起き上がることもかなわなくなった動物は死ぬ運命(さだめ)なのかもしれない。見上げた老人である。
 僕の母方の祖母は寝たきり生活を恥じ、最期は食事を拒み続け、餓死した。並みの意思でできることではない。
 生きている僕等は日々を全力で生きる義務があるのかもしれない、無いのかもしれない。

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